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2018年2月12日 社長 社長
当店の羽毛布団の中身について

先日、三重県の羽毛精製工場へ行って来た話。

最近ブログで

「詳しくはまた後日に、、、、。」とか、

「また、おいおい書いていきたいと、、」

とか書いても、

後日や、おいおいに書いたためしがない事に気が付き、

嘘つきにはなりたくないので、

先日、三重県の羽毛精製工場へ行って来た話を

書きたいと思います、

まずは、道中あまりにも景色が綺麗だったのでパチリ。三重県明和町までの2時間半程のドライブ。気分は小旅行。でも1人〜、寂し〜。

鈴鹿山脈?

 

という間に到着。

今ではファッション誌に載ってるダウンジャケットなんかも「河田フェザーのダウン使用」とか、書いてある程のブランドです。

 

早速こんな剥製がお出迎えしてくれます。

ダウンはもともと食肉用水鳥からの副産物で、飼育期間が長い程成熟し品質が良くなります。

日本ではあまり食べないですよね!

北京ダッグ?  フォアグラ(グースの肝臓)?

が、思い浮かびますね、

 

そしてこのような圧縮された塊で輸入されて来ます。

台湾、中国、ロシア、フランス、ハンガリー、ポーランド、etcなどが主な産地。中でもハンガリー、ポーランド辺りが品質が良いことで知られています。特にポーランドは国が管理しているので、まがいもん、バッタもん、が少なく、品質が安定している事が大きな理由だそうです。

そしてこの塊を、布団やダウンジャケットに使えるようなダウンに精製していく技術がとても重要で、しいては羽毛の性能を大きく左右します。

 

まずは除塵。

乾燥している方がダウンが開くため、より隅々まで不純物を取り除くことができるそうです。

ここ、三重県に工場を移転して来た理由は、ここが年間を通して非常に乾燥している地域である事だからと言う事でした。すごいこだわりですね。

 

そして洗浄。

独自の理論に基づいたドラム式(巨大(°▽°))洗濯機で洗浄。複雑な水流で羽毛同士を擦るように洗う為羽毛を傷めずに隅々まで綺麗になるそうです。

洗剤もかなり少なくて済むそうです。

 

そしてその洗浄の工程で使う水にもこだわりがあるようで、世界有数の雨量を誇る大台ヶ原山地が水源の地下水が超軟水で粒子が細かく浸透力が高い為、羽毛を隅々まで綺麗に洗えて羽毛の損傷部分を修復出来るそうです。

これもわざわざこの地に移転して来た理由の1つのようです。

 

乾燥。

大きな広い空間で乾燥する事が重要で、つぶわた状になりにくく、よく乾くそうです。

そして冷却してもう一度除塵。

羽毛は高温だと湿度が高く、湿度が高いと開かないので、冷却して乾燥した状態、羽毛が開いた状態でさらに隅々まで除塵出来るそうです。

 

そしてこの大きな広い選別機で選別。

乾いた羽毛を大きな空間で舞わせて、重い毛根などは下に落ちるので除去が出来るそうです。

羽毛が舞っている様子はとても綺麗で見てて癒されます。が、羽毛を仕立てた事がある私としては、絶対に中には入りたくないと思いました。(苦笑)

 

こんどはブレンド。

えっ?   混ぜちゃうの?

と思ったのですが、羽毛は天産品の為、数値では表せない差があり、年間を通じて同じ品質を保つ為にはこの工程は必要のようです。

ここまでするから、河田フェザーの品質が高く安定している所以なのですね!

納得です。

 

そうするとこのような、綺麗でかさ高も増した、匂いの少ない良質なダウンが出来るのですね!

当店ではこのダウンで羽毛布団をお作りしております。

品質も表示通りで、末永く使える羽毛布団にする為に、今後もこちらのダウンを使用していきたいと思うのでした。

そして、この、レトロな雰囲気を醸し出す

「羽毛選別機」

ただ古いからではなくて、

静電気が発生しにくい為、木製で出来ているという事でした。

なんか、雰囲気が、カッコイイ〜!

とても面白く、楽しい、1人旅でした〜!

早く布団が作りたくなるので有りました。

おわり。

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