中村屋では、近年、木綿ふとんの打ち直し工程(ぺちゃんこの布団をほぐし直しふかふかの綿にする工程)は、外注に出しておりました。
現在残っているふとん屋さんの殆どがこの工程は外注で行っております。
理由は、後継者が無く、ふとん屋さんがどんどん廃業して行く中、多くの製綿機も廃棄処分されてしまった為です。
今では、大手の問屋さんが、一部機械を所有して、まとめて打ち直しをする様になり、現実問題採算性が悪い為、打ち直しで預かったお布団のグレート分けして、だいたい同じ位のグレードの綿をまとめて打ち直し、それを各店舗に送り、効率を図り採算性を上げているという状態でした。
つまり、自分の出したお布団の綿とは、違う綿が帰ってきてしまうと言うことになってしまいます。
これは、納得できません!
ただ、製綿機のメーカーは全てなくなってしまっている現在、新たな製綿機を入手する事は不可能なので、中古の機械が出るのをずっと待っていました。
そして今回、ようやく良質の製綿機とのご縁があり、南知多町のふとん工房に設置する事が出来ました。
以前の設置場所で、今後の相棒となる機械と初めてのご対面の時の写真。↓↓↓↓↓↓↓
この製綿機を譲って下さった社長、めちゃくちゃキツイツッコミを入れて来るとても愉快な方で、この工場の入口に飾ってある絵を販売しているとの事で、見るだけ見せてもらったのですが、怪しさ満載!笑
こんなお茶目な社長に一瞬ひるみましたが、直ぐに打ち解ける事が出来て、
無事、製綿機ちゃんが中村屋に嫁ぐ事が決まりました。
そして、ついに旅立ちの日、、、。
嫁ぎ先の姑(店長)も心配そうに見ております。
という事で今日はココで時間切れ!
次回、
中村屋へ嫁入り編
でお伝え致します。
それでは!
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