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2020年6月7日 社長 社長
夏用の布団の選び方

本日、夏用の肌掛けを探しにご来店頂いたお客様。

「羽根布団の肌掛はあるんだけどね、なんか良くなくって、。夏用で、なんかいいのない?」

との事でした。

いわゆる「羽根布団」と言うのは、まさしく羽根(フェザー)が沢山入っている布団。↓

今ではほとんど見かけないですが、ギフト用の肌布団や、通販なんかでは時々見かけます。

このフェザーが沢山入った「羽根布団」は、正直使えた物ではありません。

羽根の骨の部分が側生地に刺さって出てきてしまう事と、それを抑える為に、側生地に加工を施してある為、使用感がゴワゴワで寝返りする度にガサガサうるさいわ、通気性も悪くなって、蒸れ蒸れで寝苦しいわ、最悪の布団と言えます。

もしも、本当に羽根布団を使っているとしたら、「なんか良くない」理由はまさにコレでしょう。

実は羽毛布団と羽根布団は一緒だと思われている方は多いと思いますが実際は別物で、羽毛布団というのは中に入っているものはフェザーでは無くてダウンです。↓

ダウンは軽くて保温力も高くて、フェザーみたいな骨も無いので、側生地にそんなに加工を施さずにすみます。なので、いわゆる羽毛布団は、布団としては優良です。

ただ、今回のお客様は、羽毛だろうが羽根だろうが、全てひっくるめて羽根布団というものにトラウマが出来てしまい、今回はそれ以外の肌掛け布団をご希望でした。

そこで御提案したのが、この2点。

ウールケット
ウールは吸湿発散性に優れているので気化した汗を沢山吸ってくれるので、夏でもサラッとした感触で使えます。軽い事もメリットです。
欠点は、ご家庭での洗濯はできない事と、しまう際には防虫剤を入れた方がいいです。
中村屋オリジナル木綿布団
木綿も吸湿性は高いので汗などは非常によく吸ってくれるので快適です。ただ、発散性は少ないので、干して、湿気を飛ばす必要があります。木綿は、植物性天然繊維なので、お肌への刺激も少なくアレルギーの方でも安心です。そして天然繊維の中では熱伝導率が高い方なので、適度にヒンヤリ感も有り、夏場クーラーをつけて使うととても気持ちいいです。

この、ウールと木綿の肌布団。

それぞれ特長を説明させて貰って、そして実際に試し寝して頂きました。体験する事はとても大事で、口では説明仕切れない事も一瞬で伝わります。

そして、お客様のご希望は

①掛け心地は軽い方が良い

②足腰が悪いので、干したり洗ったりする管理は少ない方が良い。

③クーラーをつけて寝るので、寒い時がある。

上記のご希望により合うものは、

ウールの肌掛布団

に、軍配が上がりました!

このように、人それぞれ、ご要望や状況、体質なんかも全て違います。

夏用の肌布団ひとつとっても、その方の状況や体質などに合わせる事で、眠りの質に影響を与えます。

一つ一つ、じっくりと選んで頂くことは、必ず、今後の快眠に繋がります。

寝具は、ネットとかで購入するのでは無く、是非、目で見て、肌で感じて、専門的な情報を聞いてから、選択して下さいね!

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